アニメ・コミック

2008年7月14日 (月)

美味しんぼ(102)

遂に雄山・山岡父子の和解がなった。


まだまだ山岡はあまりにも未熟という印象で終わる。それでないと今後の究極と至高の対決も面白くない。父を乗り越える事が息子の宿命であるなら、それを成し遂げるまで、二人の争いは続くのだ。


だがそれは、憎しみからではない。


和解といっても第一歩だろう。山岡も完全に納得したわけではない。波風がこれからも立つだろう。山岡が大きくなる事がこれからの課題だろうが、偉大な父に対して、若い頃の二木の老人を感服させた器を感じさせなくなった山岡に、勝ち目はあるのだろうか。


新聞社のグータラ社員ぶりは相変わらずだし、家庭にスポイルされた山岡に、芸術家として厳しく己を見詰めて来た雄山を超える可能性を見出すのは困難だ。酒乱のダメダメ上司をかばう温情のぬるい世界であるから、山岡が雄山と同じ過酷さの中に自分から身を投じる事はありえない。


もしもすべてを捨てて美食を追及するなら、それはそれで面白いが、そうなると話の根底が変わってしまうだろう。家庭だの、団欒だのが優先されて、山岡が受けた「親に強制され人生を歪められた」という部分も、すべて「親がすべて正しい」にすり替えられているのだから。


料理は珍しいものは多いが、家庭でキャビアや外国素材を使う気にはなれない。家族で一緒に作るといっても、子供に「えー」と言われて終わりそうだ。最近の子供はスケジュールが多忙過ぎるので、余計な事は徹底して排除したがる。それを矯正する為の行為は強制としか受け取られない。それが悲しい現実なのだ。


昔の様に、料理紹介の面白味はなくなったが(これだけ続けていればネタ切れも仕方ない)、社会に問い続ける漫画ではあって欲しい。かつて漫画の神様は「漫画とは風刺」だとおっしゃったのだから。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月19日 (木)

ラーメン王子

無人島で麺好きのイケメンに出会うという無茶な展開から始まる。おまけに彼は無人島生活で唯一の読書がラーメン本だったという。


実在のラーメン屋がネタなだけに、本当の味を知るには実際に行って食してみなければ分らない。協力してもらった以上、マイナス点は見ないふりだろうから。


漫画はそこそこ、画力もそこそこ。


ラーメン自体が、ブームが去って久しい気もする。能書きばかりで実際には美味くもなんともない店が増えすぎた。店のデザインやメニューの物珍しさを売り物にする店より、昔からのラーメン屋の方が美味いラーメンに当たる確率が高いと、密かに思っている人も多そうだ。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

バンビ~ノ!(12)

あすかと共にニューヨークへ武者修行に行ったバンビは、コヨーテにケータリングの仕事に誘われる。相手はイタリアンマフィアだという。躊躇するバンビ。


コヨーテは自分の料理をバンビにわざと食べさせる。美味さに瞠目するバンビを更に別の仕事に誘う。客はかつての人気歌手ジョシュア。恵理が好きだった歌手だとバンビは懐かしく、そしてセレブと出会えるニューヨークへ来た喜びを実感する。


だが、事故で車椅子の身となったジョシュアは難しい客だった。コヨーテは途中で姿を消し、バンビは一人奮闘する。バンビの料理が頑なだったジョシュアの心を動かした。コヨーテはそれが「ケータリングの面白さ」だと言う。


とある事件から現金が入用になったバンビは、コヨーテの危ない仕事も引き受ける事に・・・・


当初に比べるとバンビの腕前が格段に上がっている。どんどんと天才的な描き方になっている。方言の泥臭さがなければ、最初と同じ人物には思えない程だ。それとあんな紙袋で高級ワインを運ぶ事に不自然さを感じた。さらりと読ませる話ではあるが、もうひと味欲しい。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 3日 (火)

ぼく、オタリーマン(3)

「これを読め」と私に勧めてくれた人の目には
私がどう映っているのだろう。そちらの方が気になった。


内容に関しては・・・・


「よくある話だ」(by セフィロス)


その時点で、推薦者の思った通りの私なのかもしれない。


ヴィトンのバッグを持ったOLが電車の中で「銀魂」を読むご時世だ。ヲタと言っても珍しいものではなく、ゲームやアニメや漫画の類も、むしろ全然触らない人々の方が少なくなっていきつつある。そういう日本に生まれて良かったのかどうか・・・


少しだけ、不安になった。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月27日 (火)

神の雫(16)

埋もれていたワインを分類する作業を終えた兄弟。二人の真実を知る者たちは、複雑な思いで二人を見守る。そして「第五の使徒」対決は、とある別荘へと舞台を移して開始される。


その場所には、遠峰一青の過去が隠されているらしい・・・


ワインへの情熱は本物ながら、勝利の為には手段を選ばない遠峰は、雫を支える雅へとゆさぶりをかけ始める。ローランの愛も己の野心の為に利用する。そこまでして彼が得たいものは何なのか、それが追々明らかになるのだろうか。


使徒がらみで”山”をテーマにしたワインの話になる。死んだ男が、幼馴染に飲ませたかったワインとは何か。その命題を解いた後、マッターホーンを思わせるワインに雫はたどり着くことが出来るのであろうか。


寿司と合うワインはあるかも知れないが、相性の良い日本酒があるなら、その方が欲しいと思った私は、ワインへの愛が薄いのだろうか。そうそう日本人である事をやめられないだけかも知れない。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

多重人格探偵サイコ(12)

ルーシー・モノストーンの伝説から始まった物語は最終章を迎える。日本という国が壮大なる実験場であるという現実をここで明らかにしてくる。


長い、あまりにも長い時間を経て、忘却の彼方へ行ってしまった記憶を取り出そうとするのは大変だ。この本を読みながら、悪い夢を見そうな気分になる。線とモノトーンを強調した絵は、麻薬である。


雨宮一彦とは誰であったか・・・・


散逸してしまった資料を探し回るかの如く、読者が目まぐるしく自分の過去を彷徨わねばならない。キミは覚えているか?この第一巻には何が描かれていたかを?何も見ずに、本棚を振り返らずに、それを頭の中に再現する事は可能か?


人間とは、かくも不確かな存在なのである。


伊園若女は雨宮一彦を再生する事が出来るのか?”天使”は真の姿を見出す事が出来るのか?日本人は兵士となり戦場で死ぬ為に改造されていくのか?


後味の良い幕切れには、なりそうにない。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

真・カルラ舞う!(5)

何でも三角形である。地図の上に線を引いて結んでみれば良い。そこに結界が現れる。一時期流行した方法である。どこにでも結界はあるらしい。


そしてスサノオ。天照大神を崇める国においては、これが悪の力の根源となるらしい。滅ぼされた古きもの達の怨念として。真になってからのカルラはずっとスサノオだ。作者がとりつかれたかの如くに。


霊能力者や妖怪ブームへの皮肉も描かれている。妖怪関係は、それで儲けようとする人々の方が百鬼夜行か魑魅魍魎となって久しいが、作者は彼らに迷惑でもかけられたのであろうか。


敬うという心を持つのは大切だと思う。
それを無くした時に、神は悪霊に変わる。


それにしても、絵がどんどん劣化していくのが寂しい気がする。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月25日 (金)

結界師(20)

正守兄さんと扇一郎の決戦。
そして裏会の闇が結界師と墨村家に忍び寄る。


最近の漫画は主人公不在の方が面白いという、構成からして間違えている作品が多いが、この漫画はいくら正守が中心の話となっても、その根底には「結界師と墨村家」「正統後継者」というテーマがある為、良守が主人公である事が揺るがない。そこが上手い。六郎に正守が抱く思いにも、良守との複雑な関係が見え隠れする。


「くずれそうになる・・」という正守の言葉。


その一言で、追い詰められた正守と周囲の状況を表しているのも素晴らしい。良守は昔思っていた程、兄が万能でない事を知っている。彼なりに家族の為に変わろうとするのである。


しかし扇一族との争いの中で、近づいたかに見えた兄弟の心は、再び離れて行かねばならなくなる。奥久尼との密約で、正守は心を鬼にして、良守を利用せねばならなくなる。すべてを守る為に・・・


連載では災禍は墨村家だけでなく雪村家にも及んでいる。結界師全員が危機的な状況の中で、良守はどう変わっていくのか。それもこれからの興味ある所である。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月19日 (土)

Bastard!!(25)

ダークシュナイダーとウリエルの戦いは続いている。


人間の感覚しかない私には、すでに理解不可能な世界が続いている。
天使も悪魔も見守る中、神だけが不在の様である。


その点に関しては、どの世界も同じらしい・・・


この漫画も始まって二十年経つそうである。
このまま無限の彼方まで続くであろうか。


そういえば、オンラインゲームはどうなったのだろう。
あの戦いの開始も順延続きである。


こちらについても、神の感覚で待たねばならないのだろうか。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月10日 (木)

半神(自選短編作品集)

私は表現方法として多くのものを愛しているので、それらがクロスオーバーしてもちっともかまわない。むしろ多種の混合の中に、面白いものがあれば、悪食と承知しても味わう。もちろん、良質の素材であれば、それは天上の美味になる。


漫画という手法の中に、舞台劇がある。


この作品が舞台化されたのは、その匂いを敏感に嗅ぎ取った才能があったからだろう。たとえ原作とは似ても似つかぬ仕上がりになったとしても、根本のエッセンスは失われずにいた事に拍手したい。


人間は変わりゆくもので、この本の中と同じ話は二度と描けず、同じ絵は描けないと作者が知った上で、愛する過去の時間を拾い集めている。選出に納得出来る作品もあればそうでない作品もあるが、諸々の事情はともかく、ここに再び懐かしい作品の巡り合えたのはうれしい。


今の漫画はキャラの立ち位置もわからず、何が起きているか不明でも、まったく問題にならないらしい。とりあえず萌えがありさえすれば。本を開いただけで、コマ割にも流れがあり、読みやすいネームの位置が、それだけで美しいと感じる漫画を読む事が出来るのはうれしい。


そして余韻のある作品を・・・


その余韻は、私の子供の頃から今日まで鳴り止まぬままに、私の中でかすかに響いているのである。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月 1日 (火)

牧神の午後

山岸涼子の「牧神の午後」「黒鳥ブラックスワン」にバレエ関連のエッセイやレポートを一冊にした物。どれも既読のものばかりだが、こうして読み返すと新たに思う事も多い。


表現をするという事は、精神の求める事をこの世界に具現化する事であるが、どんな分野においても、大抵の場合、精神の求めを肉体は完璧に実現する事は出来ない。そのジレンマがいつも表現者には付きまとう。


稀に精神と肉体がまったく同一であるかの如く、思うままに表現を成し遂げる事が可能な者がいる。ニジンスキーはおそらく、そういう人物だったのであろう。霊感というものを、常人が呼吸をするのと同じ様に当たり前にその身に受け取る者に、周囲の理解が及ばないのも又当然であり、選ばれてある者の悲劇である。


そのニジンスキーの姿を、冷静に描く作者の目は、澄んでいるが冷たくはない。


山岸涼子の描くバレエの世界は芸術だ。バレエというものがこんなにも激しく美しく緊迫した一瞬の世界であると、良く解る。「アラベスク」はすでに古典だが、この名作を剽窃した漫画が大きな顔をしてバレエ漫画の代表と呼ばれているのは、片腹痛い。あの作者の厚顔ぶりと無神経ぶりもまた常人ではないのであろう。


ニジンスキーの僅かに残された姿。伝説は伝説を呼ぶが、彼の舞台を誰も観る事は出来ず、彼のいた舞台という時空であの時何が起きたのか、私たちは永遠に知る事は出来ないのだ。


もしもタイムマシンがあるのなら、あの「牧神の午後」の舞台の上演された時間へ行ってみたい。


狂気の中で、最期の飛翔をした姿と言われる写真。
海外のTV番組であの写真を観た事がある。

あの一瞬だけ、彼が正気に戻っていたと言われたら、私は信じると思う。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月29日 (土)

鋼の錬金術師(19)

ホムンクルス達が「父」と呼ぶ者とヴァン・ホーエンハイムの関係が明らかになる。


心ある者達は追い詰められ、世界はホムンクルス達に支配されつつある。エドはエドなりに、アルはアルなりに、その中で周囲の人々と最善を目指していくが・・・


エドは己の甘さで重傷を負う。錬金術で応急処置は出来たものの、キンブリーの後を追うこともままならない。オリヴィエ不在のブリッグス砦にも危機が迫る。元マスタング組は、その事実を知りつつ、身動きが取れない。


ホーエンハイムはホムンクルスへ「宣戦布告」する。
そして、息子達の師匠であるイズミに、自分の正体を明かす・・


物語は決着へ向け走り出す。ストーリーテラーとして、荒川弘は才能があると思う。今は離ればなれになっているエドとアルを交互に追っていく展開である。アニメとは異なる、どういう結末を迎えるのか、更に楽しみになって来た。


スカーが良い人になり過ぎている気はするが・・・





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

喰いタン(10)

作者が自作のパロディをやる場合、どうしても自虐的な面が出て来る時が多い。
それは照れも幾分あるからであろう。


今回はあの「ミスター味っ子」の第一話が登場する。味皇の役割を演じるのは喰いタンである。陽一くんが大人になったという設定で、妙なデブが出て来る。もちろん本人ではない。「日没食堂」であるから。例の二度揚げのカツ丼が登場する。


この回は、あえて昔の絵に戻して描いている雰囲気がある。


この作者は食べ物関連の漫画が多いし、面白いのだが・・・惜しむらくは登場する料理の絵が「食べたい」と思わせてくれない事である。食べ物の絵は確かに難しいと思う。絵だけではなく、文章も難しいと思う。心底「食べたい!」と思う文章に巡り合う事は少ない。


「ミスター味っ子」のアニメは、ガンダムのサンライズの製作だった。原作とは一味違った面白さがあった。あの漫画が”格闘料理アニメ”とでも呼びたいものに見事に料理されていた。弁当対決でおかずにプロレスをさせた回は、今でも良く覚えている。もちろん原作にはそんなシーンはなかった。監督があのやたらに妙な熱さがあった「Gガンダム」の人と聞いて、納得した。


そういう懐かしさもあって、いつもながらの高野の食欲ぶりも微笑ましく、読み終えた巻であった。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 4日 (火)

神の雫(15)

『第四の使徒』の戦いの終焉。
勝者は一青となるが、雫は負けた気がしない。


ワインの示す「初恋」の相手を、二人はそれぞれの母親のイメージに求めていた。神崎豊多香の”初恋”のイメージは、一青のそれだった。その事に、雫は父からのメッセージを感じ取る。


読者はすでに、雫と一青が実の兄弟である事を知っているが、雫はそれを知らない。「親父が死の直前で養子にした赤の他人」だと、一青の事を言う。この勝負の真の意味はまだまだ隠されたままなのである。


亡父の意志が天から働いたかの如く、事件は起きる。神崎家の軽井沢の別荘から盗まれた秘蔵のワインを取り戻す為、雫と一青は初めて協力する事となる。ワインに対して無関心を装う犯人の化けの皮を剥ぐ為、二人は作戦を立て、見事に犯人に自白させる。


ここから先は、エレガントに事件は解決していく。


二人が、反発しあいながらも距離を縮めていった巻であった。そして夫婦に関する逸話を絡めた話もはさみ、夫婦とは、親子とは、家族とは何なのか、自然と考える方向に、雫は誘導されていくのである。


それも又、天からの采配なのか。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月 4日 (月)

BLEACH(32)

一護とグリムジョーの戦い。


今回の表紙も24巻に引き続いてグリムジョーである。他にもまだ表紙を飾っていないキャラもいるのというのに、この破格の扱いは、さすがに人気投票で4位だっただけの事はあるという事か。


しかし「王になる」とグリムジョーが吼えると、非常に彼が小さくみえるのは、彼が藍染の飼い犬に過ぎないと、今までの物語から感じてしまうからだろう。「天に立つ」つもりの人から見れば、おもちゃに過ぎない十刃。


織姫がここで最後のウザったさを披露する。「帰れない」という決意はどこへ行ったのだ?わざとらしく元気なふりをしてみせたり。ネルの方がずっと一護を思う純粋さを出しており、ヒロインとしての順位なら、こちらの方が上位に付けている。それも今後発表されるであろう人気投票で明らかになりそうだ。


ちなみに、ルキアの人気は相変わらず高い。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月28日 (月)

結界師(19)

裏会での扇一郎と正守の対立が、墨村家にも飛び火。
だが、その裏には、神佑地とその力を巡る陰謀が?


扇六郎に、妻の守美子さんを、ろくでもない人間呼ばわりされた修史パパが怒った。重罪の土地神殺しを平気でやってのけた守美子は、笑う口元しか出て来ない。良守達にとって、母親としての彼女がどういう人間であるかは、まだ詳しくは描かれていない。繁じいにとっての娘である彼女も同様である。


裏会幹部の勢力争い、扇一族内での確執、正統継承者である者達への恨み、それらが複雑に絡んでくる。正守への風当たりも強くなり、正守は遂に「扇一族をハメるネタ」を細波に要求する。


大天狗絡みのどんちゃん騒ぎはご愛嬌。
それは影宮が、良守と時音の関係を理解する良い機会ともなった。


黒芒楼以降、久しぶりに長い事件への序章でもある。


アニメが黒芒楼編までで終わってしまうのが、とても残念である。元々ゴールデンタイムで浮かれる内容の作品ではないし、何よりもアニメの失敗は、良守の器の大きさと、原作の持つ世界の深みを出せなかった事だと思う。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月28日 (金)

鋼の錬金術師(18)

ウィンリィをキンブリーの人質に取られたエルリック兄弟。
アームストロング姉と砦にも中央の手が伸びて来る。

ホークアイはブラッドレイの息子の正体を知ってしまう。
”影”から見張られているホークアイは、マスタングにも冷たい態度を取る。

エドの機転と周囲の協力で、傷の男とドクター・マルコー、メイ達と再会する。雪の中でのキンブリーとの攻防、ホムンクルスの秘密、国家の暗部、次々と起きる事件が読者を飽きさせない。そしてエドとアルの貫こうとしている思いへの共感を呼ぶ。

アニメとはまったく異なる展開だが、これが本来の物語なのだろう。数少ない先が楽しみだと思える漫画である。最終回まできちんと描いて欲しい。今は途中で投げ出すのが当たり前になりつつあるので(苦笑)





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月20日 (木)

黒博物館スプリンガルド

藤田和日郎は、伝奇物や猟奇がらみの作品を描くのがとても上手い。並の作者なら元のネタに飲み込まれてしまう所を、自分の物語としてきちんと”語る”事が出来るからだ。


今回のネタも、倫敦の怪人「バネ足ジャック」に題材を取っているが、彼らしい人間味あふれるストーリーに仕上げている。


歪んだ人間の中にある純粋、その逆に表向きは善人でも、利己的な醜さを隠した人間の本性・・・たくみに物語の世界の中に光を当て、闇に隠されたものをあばいていくのだ。


ウォルター伯父様の今後の活躍に期待したい。


伝説はいつでもよみがえるのだ。
心からそれを望むものがいるのであれば・・・・




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月10日 (月)

ベルセルク(32)

まったく魅力が失せてしまった。
どこまで引っ張るつもりなのか・・・・

グリフィスの復活とガッツの超人化のインフレで壊れてしまった世界が、どこへ向かおうとしているのか、意図が全然見えて来ないのだ。もしも世界がグリフィスの台頭で一応平穏を取り戻すのだとしたら、ガッツの方が民衆にとっては邪魔者となるだろう。

魔女っ子が物知り顔をしても、あまりにも説得力がなさ過ぎる。彼女が役不足であるという薄ら寒さだけが感じられる。そしてお嬢様が魔女になった所で、圧倒的な鷹の軍の前で何の役に立つというのだろう。

グリフィスの最終目的が、この世のすべての人間の抹殺であり、それをガッツが阻止するとでもいうお気楽な展開になるなら、そろそろ読むのをやめようと思い始めている。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 9日 (日)

神の雫(14)

「第四の使徒」のキーワードとなる”初恋”にまつわる物語である。


雫と一青、それぞれの”初恋”。二人が兄弟である事は、読者には周知の事実として描かれている。過去の別荘で、幼い二人は巡り合っていた。一青は雫が弟だと気がついていたふしがあるが、雫はもちろん、気がついていない。

雫以外に入った者がいたと匂わしていた別荘のカーヴで、十四歳の一青は青い体験をしていた。それが初恋の相手であり、彼女を探し求める中で、日本と仏蘭西の料理の結合と日本で生まれたワインとのマリアージュを披露する事となる。

雫の初恋の相手は、姿を消した婚約者を探していた。探し当てた相手は、以前とはまったく異なる生活の中にいた。だが、それが”初恋”というものなのだ。思い出の中の人は変わらないが、生きている人間は変化していく。たとえカーヴに保存されていたとしても、ワインが確実に変貌を遂げていくのと同じように。

二人とも、それぞれのキャラクターに似つかわしい”初恋”のエピソードだった。そして『第四の使徒』を巡る対決が始まる・・・




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 4日 (火)

BLEACH(31)

織姫ヒロイン化の失敗に気がついた作者が、慌てて修正を始めた感がある。

破面の女達があまりにも小物で、こんな女を相手にしている藍染様の小物ぶりも際立って来る。十刃もウルキオラが第四と判明するが、後の十刃達の小物ぶりも藍染様の価値の下落に拍車をかけていく。

ぐだぐだになり過ぎた物語は、キャラグッズと劇場版で食い繋ぐ哀れな残骸と成り果てた。自己中心的なヒロイン願望姫と自信過剰な主人公は、周囲の人々に迷惑を撒き散らしながら、迷走を続けていく・・・

ピンクの眼鏡のザエルアポロは、キャラクターとして面白い部分もあるが、途中でやられ役として登場するだけの雑魚でしかない事は、はっきりとし過ぎている。

これもそろそろ・・・切りたい作品である。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月19日 (月)

ヘルシング(9)

ウォルターは、忠実な執事ではなかった。


彼にはたったひとつの強烈な望みがあった。アーカードと全身全霊を賭けて戦ってみたいと。それ故、彼は長年に渡り、主人を裏切り、周囲を欺き続けた。だがそれはアーカードにとっては、些細な事でしかなかった。


二人の戦いに上機嫌で拍手する小男・・・それは過去の権力の亡霊。


あまりに個性的な絵とセリフは、辛すぎるのに病みつきになる、或る種の中近東のスパイスたっぷりの料理の様だ。今や王道も正道も消え果て、邪道すらも堂々と有名雑誌の巻頭を飾る時代だ。もっと優遇されても良い作品だとは思う。


否、これは闇の中であるからこそ、薫り高く存在出来るのかも知れない。白日の下に晒され、毒気を抜かれてしまうより、地下深くにひっそりと眠る吸血鬼の如くあるのが、良いのかも知れない。


何度も作られるアニメも、どれもどこか歪んで見えるのは、原作の毒が強すぎるからであろうか。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

壁男

久しぶりに諸星大二郎を読んだという気がした。
この人の持ち味である、現実と少し異相である世界を堪能した。


「壁男」は映画化されたそうだが、この世界をどう映像化したのだろう。安っぽいCGとぎこちない演技で台無しにされていたら嫌だ。


えてして邦画は、そういう無神経を平気で行う。一体どうすればそんな事が出来るのか、不思議である。どこかで儲けようとして、無理をしすぎてすべてが崩壊し、陳腐な残骸だけが残る。


その現象自体は、諸星大二郎の作品になりえるかもしれないが・・・・




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月16日 (金)

おせん(14)

グリコの妹登場で「一升庵」の勢力図が微妙に変化する。


実家の旅館を継ぐはずだったグリコだが、妹も後継者に名乗りをあげる。女特有の甘い考えではあるが、強引さではグリコより妹のヨシ子が上である。


グリコに気のある真子は夷堂の跡取り娘。お見合いを親に勧められている。日吉組も後継者でゆれている。どこもかしこも、今回はその話題なのである。おせんさんまでも(笑)


あとはおせんさんの天然ファンタジー話など。


相変わらずのドタバタに、料理なのだが・・食べたいと思うネタがない。惰性で読んでいるが、辛い。かなり辛くなって来ている。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月 9日 (金)

神の雫(13)

キムチとワインの”マリーアジュ”を探す旅は続く。


思いがけずローランと協力して、宿敵・遠峰一青の為に、栓を脱かずにワインの銘柄を判定する事となった雫。苛酷な作業の末に、ローランは雫に何かを感じる。そして韓国でワイン事業部を立ち上げようとするミヒも、雫に好意を抱く。


スパークリングワインがキムチに合う。
解決の糸口は見付かった。

そして韓国料理に合う赤ワインを、イタリアで探しあて、帰国した妹の熱意に、兄のわだかまりはとけていく。ひとつの事件は解決した。


血の繋がった者はいつか和解出来る。


その言葉が心に引っかかる雫。すでに使徒争いの相手が実の兄弟であると、互いに感じている。遠峰は「自分こそが父の後継者にふさわしい」と自信ありげに言う。


「第四の使徒」の勝負が始まる。


父の願いは届かず、兄と弟は争い憎み合って終わるのか?
いつか、父の真の声に気が付く事が出来るのか?


ワインに関わる事件をはさみながら、使徒勝負は続いていく。そろそろ遠峰の反撃が始まり、連敗で打ちのめされた雫が、いかに這い上がっていくかというような展開が来る時期かもしれない。そこにローランが何らかの役割を担うのだろう。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

バンビ~ノ!(10)

結局、ドルチェ大会はバンビの優勝で終わる。


「バッカレーナ」をイメージしたドルチェ、すべての仲間と店そのものが、バンビを後押しした如き奇跡の一皿で。織田はバンビの姿を見て、自分もヨーロッパで新たな可能性を見出そうと旅立つ決意をする。


バンビは調理場に戻されるが、身体が動かない。長らくフライパンを握っていなかったせいで、リズムが掴めないのだ。あせりを克服し、人妻との情事と失恋で、少し大人になったバンビ。


二号店の立ち上げの話が進行していく。
香取が大抜擢されるが、彼は親の借金で悩んでいた。


バンビの成長とそれを取り巻く事件が、メリハリがあって飽きさせない。話としては面白い。だが、残念な事に「これが食べたい」という気持ちが、この漫画からは沸いて来ない。美味しそうに見えない絵なのである。


最近、食べ物の漫画は幾つもあるが、「美味しそう」と思える絵に出会っていない。ウンチクだけを読まされても、感動出来ないと思ってしまう。



美味しい絵に出会いたい・・・・・




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月23日 (火)

結界師(18)

無道を倒したものの、主が閉じた空間の中で帰り道を探す正守。己の力、己の驕り、己のあせり・・・精根尽き果て、悔恨の中で携帯電話が鳴る。


良守からの電話・・・・


正守は呼び戻された。”無”から脱出する。そこはゴミ捨て場。正守は良守と心からの会話をする。そして兄弟の心が寄り添っていくかに見えたが・・


烏森を取り巻く状況、裏会の策謀、それは土地そのものだけではなく、墨村家にも暗い影を落とす。正守から良守達の見張りを命じられた閃と秀。正統後継者の出現の謎、一定の条件とは何か?それを探り、正守は何をしようとしているのか?


黒い蝶は警告する・・・・


話は一気にアヤカシ退治から”正統後継者”とその家に係わる物語となっていく。彼等を待ち受ける暗闇のどこかに、身内であるはずの正守と兄弟の母の影がある。卓越した力を持ちながらも”正統後継者”になれなかった彼等の思いは、何処へ向かっているのか。


気軽には楽しめない方向へ、どんどんと進んでいる様である。アニメが深夜に移動したのは今後の為には良かったかも知れない。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月16日 (火)

クレイモア(13)

つぶれた月刊少年ジャンプに代わって創刊される雑誌の看板と期待されている作品である。総集編が発売されているらしい。見かけた事はないが・・


アニメは先頃2クールで終了したが、ラストを変えてあるとはいえ、それなりに楽しめる出来のアニメであった。マッドハウス製作だったのが、この漫画の持ち味を殺さずにすんだのだろう。


北の動乱から七年後、組織もクレイモアのナンバーも入れ替わっている。人間性を失う事と引き換えに異常な強さと得た戦士と、通常の戦士の劣化・・・バケモノはますますバケモノになり、弱きものは消えていくさだめにあるらしい。そして最弱の戦士クラリスと凶悪な強さと脆い心を併せ持つミアータが、ガラテア討伐の旅に出る。ガラテアは何を知り、組織から離反したのか・・


クレア達が登場する。以前よりも強くなり、七人の絆も強固になって。西のリフルから組織のクレイモアを救い、彼女から聞き出した現在の状況・・・南のルシエアは死んだ今、プリシラを倒せる可能性はないと。唯一の可能性はリフルとルシエラが協力してプリシラと戦う事だった。イースレイはそれを見越してルシエラを死に追いやった。


いよいよ・・・・という所で、雑誌がつぶれたわけだ。


週刊少年ジャンプに掲載された読み切りが二本、巻末にある。微笑のテレサと幻影のミリアのそれぞれの過去の話。テレサの強さとオフィーリアの黒さが今更ながら際立つ。良い出来の話である。


新しい雑誌は今流行のアニメその他とのタイアップ優先の雑誌である。漫画はアニメやゲームの宣伝でしかない。手軽なコンビニ感覚か、スナック菓子のような匂いがする。その中で良作がつぶされない事を願う。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

BLEACH(30)

織姫奪還の為の戦いは続く・・・


チャドはガンテンバインに勝利したものの、ノイトラに倒される。ルキアの出逢った敵は、かつての十三番隊副隊長の海燕(かいえん)。それは第9十刃アーニローニが化けたものであった。辛くも勝利したものの、ルキアも立ちあがれない。恋次もザエルアポロに苦戦。


「心」や絆、「一人で死ぬな」と、この漫画らしいフレーズが出て来る。


今ひとつ寒いのは、織姫そのものに必死さがないからだ。ただ何となく虚圏に来てしまい、何となく皆を待っている。何故彼らがこんな戦いをしなければならなくなったのか・・・織姫にはその罪悪感が感じられない。


こんな奴の為に必死になっている仲間が馬鹿に見えてくるのだ。


現在の連載では、ようやくこの成り行きを反省したのか、織姫はヒロインから降格されて脇役に回っている。アニメでもたつきの方が好感度が高い。最初から無理だったのだ。無理に作られたヒロインは自滅した。


もう、水増しは沢山だ。


そろそろ話を進めてほしいと切に願う。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月29日 (水)

神の雫(12)

遠峰一青のしたたかさが発揮される。


女にモテ過ぎる男に定番の、嫉妬による女達の争いが起きる。ローランへの一青の気持ちはどうやら本物の様である。彼女に安らぎを求める一青。古参スタッフの小林、西園寺社長の罠がローランに仕掛けられる。


一青はそれを見破る。失意のローランが帰国する寸前に捕まえる。それも事故を起した車を捨て、空港にやって来るのだ。普段の一分の隙も無い男が、よれよれで空港にやって来る。あくまでも作者は一青を「良い男」として描きたいらしい。


ここからが一青のしたたかさな所だ。ローランへの気持ちを自覚しながらも、パトロンの西園寺社長とよりを戻す。それも白いドレスに赤いワインをぶちまけて・・・気障である(笑)


小林は「使えない女」と社長に見限られる。西園寺は一青が本心から「ローランより自分が必要」と思っているのではない事は知っている。ビジネスの上で必要なだけだと。彼女も一青同様にしたたかなのだ。そして一青の野心も充分に知っている。それ故に自分と離れられない事も。


一青はローランの語学が堪能な事を利用し、スタッフの中での地位を高める事で、彼女の立場を保護する事も忘れない。愛に溺れる事はないが、愛を捨て去る事はしない男なのである。それが彼なりの誠意なのだ。


後半はキムチとワインの相性、そしてワインと家族にまつわる愛憎の物語が途中まで。韓国を舞台に物語りは展開していく。


家族・・・それに関る一青と雫。彼等もまた同じ血を持つ隠された家族である。



表紙の陶酔した一青の目が、やや危ない・・・(笑)



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ


貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月18日 (土)

鋼の錬金術師(17)

事態はホムンクルス達の優勢のままである。
エルリック兄弟はウィンリィを人質を取られたまま苦闘している。


真っ黒な軍の上層部との駆け引きが続く。面白いと言えばそうだが、アームストロング少将の協力を得たとしても、エルリック兄弟とマスタング大佐は、ここからどう挽回していくのだろうか。かなり部が悪く見える。

兄弟の父親の過去が語られる。不死の身を捨て家族と一緒に老いる身体を取り戻すために家を出た事を。アニメとはかなり設定が異なる人物であるが、アニメの方はあまり観ていなかったで、それほど違和感はない。


かなり暗い話であるのに、ギャグが程良く、それほど暗くならないのが、いつもながら良い所だとは思うが、そろそろ大きな進展が欲しくなって来た。次の18巻は12月発売予定だが、妙な事になっている様だ。



私は本だけで良いので、これには手を出さないだろう。漫画は面白いと思うが、キャラクターにのめり込む程ではないし、巻末の四コマ漫画もあまりいただけないと思っているタチなので。これは私と違う世界の人向きなのだろう。今でも人気があるのは良い事だ。



にほんブログ村 本ブログへ


貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月11日 (土)

バンビ~ノ!(9)

ドルチェ対決の続きである。
他の従業員の個人的背景も交えながら、いよいよ大会当日となるのだが・・・


バンビが天才過ぎるのが面白さを半減させる。いくら努力をしたとしても限度はあるだろう。そういう嘘は多用し過ぎると「オオカミ少年」的になってくる。もしもドルチェがそんなに簡単なものなら、この勝負は意味がなくなってしまうのだ。


”超えられない壁”を感じている者と恐れを知らない者。
大抵の場合、後からやって来る者が勝つ事になる。


それを、どこまで白けさせないで読ませてもらえるのだろうか・・・不安になりつつある。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ


貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

D.Gray-man(12)

クロウリーとジャスデビの死闘の続きから始まる。エリアーデの愛がクロウリーに勝利をもたらすが、神田同様、クロウリーもそこで力尽きてしまう。


クロウリーの新しい力、アレンの新しい力、ロードの真の能力・・・戦いは激化していく。塔の最上階での戦いで、この話は終わりそうな気配がするが・・・連載でも残念ながら決着はついていないのだ。


良く言われる”技のインフレ”状態に突入しつつある。


休載も多いので、進行速度が遅いのが不満である。せっかく雑誌を買っても休載が多くてがっかりする「哀れな読者に魂の救済を!」欲しいものである。




にほんブログ村 本ブログへ


貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 8日 (水)

銃夢last order(10)

話が”神の領域”に達してしまうと失速してしまうのは、描いているのが人間である限り仕方ない事である。


その中で、ゼクス先生の存在感が素晴らしい。ガリィに不向きなギャグをやらせるより、ゼクス先生にまかせておいた方がずっと安心ではないだろうか。


ガリィは多くの過去の出来事を知る。そして知りたくなかった事を知る。自分が人間であるという”あかし”であった脳が、ノヴァの手によってチップにすりかえられていたのである。己の存在理由を失ったガリィは壊れていく。ピングもムバディとの電脳戦に敗れ再起不能となる。


複数再生してしまったノヴァが敵味方に分かれたり、話は更に混沌として来た。森羅天頂武闘大会(ZOTT)に勝利した所で、あのトリニダードが従うとは思えない。このままカオスが続き「ガリィの本当の戦いはこれからだ」で終わらない事を祈るのみである。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ


貴方の仮面を身に着けてHP

| コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 7日 (火)

BLEACH(29)&「カラブリ+」

「カラブリ+」も同時発売されていた。


両方読むと”今の「BLEACH」に何が足りないのか”露見してしまう仕組みになっている。これは皮肉なのか、意図的なのか。ファンの無念の涙を新たに誘いそうな退屈な本編と、自己パロディだからこそ可能な豊富な設定と・・


最近の漫画家は休載が多い。「この先生はコミケが近いから仕方ない」とファンが納得するらしい。今やコミケも漫画家の重要な稼ぎ口ではあろうが、連載を楽しみにして雑誌を買った読者に対して「コミケだから休みます」は失礼でなかろうか。そういう感覚だから、週刊誌の連載でも月刊誌並の掲載で許されるのだろう。実