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2008年5月 7日 (水)

フランス・ロマネスクへの旅

病の床にある時は、神が近づく気がする。現金なものである。
そういう時にはこんな本を広げてみるのだ。


「苦しい時の神頼み」は全世界の共通の感情で、この建造物達にこめられた祈りは、どれもそこから発生する。だが祈りは進化する。より敬虔な方向へ、或いは世俗的な栄誉へと。


金と権力と仲良くなければ、こんな壮大な聖堂は生まれないのである。


それでもそこに純粋な信仰がなかったかといえば、そうではないと思う。宗教は悪魔に乗っ取られて利用される事が多いが、神を信じるという真摯な思いを持ち続ける人々もいるのだ。


私は宗教は信じないが、信仰は否定しない。
それは狂信や盲信とは別物であるから。


そして芸術というのもまた、神の与えた恩恵である事は、ここに紹介された建造物が物語っている。人がどんなに汚れた欲望で始めた事でも、本人も知らずのうちに神が浄化へと導く事もあるのだと。





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