タイタニックとSOS
今日は1911年にタイタニックが進水した日だそうだ。
タイタニックと言えば、遭難信号であるSOSを初めて発信したと言われているが、実はそうではないらしい。SOSといっても、モールス信号が公の場から姿を消して約十年、死語となりつつあるが。
CWの免許を持っている。アマチュアだが。
だから「SOS」が「・・・---・・・」である事位は判る。
ヘッドフォンをつけると、沢山の音が行きかう。それが言葉であると理解した瞬間、空間にあふれる思いを感じる。そんな感傷が好きだった。周波数をずらしていくと、音は歪み、消えていく。そして又、鮮明な音が飛び込んで来る。弱い音、強い音。音だけの世界でありながら、そこには距離も時間もある。大地も海もある。
沈みかけたタイタニック号から発信された遭難モールス信号を再現したものを聞く事が出来る。
「SOS SOS SOS DE MGY CQD REQUIRE ASSISTANCE POSITION 41.46N 50.14W STRUCK ICEBERG TITANIC」
(訳文:遭難した。こちらタイタニック。救助を頼む。位置は北緯41.46西経50.14 氷山に衝突した。タイタニック)
電鍵は縦ぶれであったろうなと・・・私もあえて縦ぶれを使っていたのは、その方が「モールス信号を打っている」事が実感出来たからだ。だからエレキーは好きではなかった。
耳をすませば、二種類の音が、遠い悲劇を今も叫び続けているような。これを打ち続けた通信士はどうなったのかと、思わずにはいられない。
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