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2008年4月19日 (土)

二十億光年の孤独

谷川俊太郎の詩に出会ったのは歌が先だったと思う。
或る歌に彼の詩が使われていたのだ。


詩には二種類あると思う。
心で読みながら一人静かに感じ入るものと
声に出して読むと更に心の底まで染み入るものがある。


谷川俊太郎の詩は、後者だと思う。


はっきりとした母音が心地よく、難しい言葉を羅列するのではなく
どこにでもある言葉を拾い集めて丁寧に並べてある。


柔らかく、そして鋭い。


この本には「私はこのように詩をつくる」も掲載されている。これは創造はつまる所理屈ではないという、小説家も画家も詩人も含めて(おそらく神も)常に抱えている思いが、そこに書かれているのだ。もし理屈や法則だけで名作が生まれるなら、今の世の中ならそんなソフトが出回っているだろう。


初音ミクだって、使う人がいてこそだ。


自筆ノートの写真や巻末から読むと英訳も楽しめる。対訳の詩集を読むといつも思うのだが、言葉の響きをそのまま他国語を使う者に伝えるのは難しいが、詩の持つ魂の響きを伝えるのは可能だと思う。訳者が詩人の心を持つのであれば。





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