黒博物館スプリンガルド
藤田和日郎は、伝奇物や猟奇がらみの作品を描くのがとても上手い。並の作者なら元のネタに飲み込まれてしまう所を、自分の物語としてきちんと”語る”事が出来るからだ。
今回のネタも、倫敦の怪人「バネ足ジャック」に題材を取っているが、彼らしい人間味あふれるストーリーに仕上げている。
歪んだ人間の中にある純粋、その逆に表向きは善人でも、利己的な醜さを隠した人間の本性・・・たくみに物語の世界の中に光を当て、闇に隠されたものをあばいていくのだ。
ウォルター伯父様の今後の活躍に期待したい。
伝説はいつでもよみがえるのだ。
心からそれを望むものがいるのであれば・・・・
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