古き良き東京を食べる
読者に知識を披露したいという、妙な必死さが表に出過ぎて、読みにくい時がある。貴方の知識ではなく、お店の情報が知りたいのだよと・・
「古き良き東京」とは何であるか、肝心な事は語られていない。
料理に関する記述より、自分がどのワインをその時に飲んだか、年号まで入れてご丁寧に書いてある。お里が知れるとは、こういう時に使う言葉なのかもしれない。
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読者に知識を披露したいという、妙な必死さが表に出過ぎて、読みにくい時がある。貴方の知識ではなく、お店の情報が知りたいのだよと・・
「古き良き東京」とは何であるか、肝心な事は語られていない。
料理に関する記述より、自分がどのワインをその時に飲んだか、年号まで入れてご丁寧に書いてある。お里が知れるとは、こういう時に使う言葉なのかもしれない。
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ウォルターは、忠実な執事ではなかった。
彼にはたったひとつの強烈な望みがあった。アーカードと全身全霊を賭けて戦ってみたいと。それ故、彼は長年に渡り、主人を裏切り、周囲を欺き続けた。だがそれはアーカードにとっては、些細な事でしかなかった。
二人の戦いに上機嫌で拍手する小男・・・それは過去の権力の亡霊。
あまりに個性的な絵とセリフは、辛すぎるのに病みつきになる、或る種の中近東のスパイスたっぷりの料理の様だ。今や王道も正道も消え果て、邪道すらも堂々と有名雑誌の巻頭を飾る時代だ。もっと優遇されても良い作品だとは思う。
否、これは闇の中であるからこそ、薫り高く存在出来るのかも知れない。白日の下に晒され、毒気を抜かれてしまうより、地下深くにひっそりと眠る吸血鬼の如くあるのが、良いのかも知れない。
何度も作られるアニメも、どれもどこか歪んで見えるのは、原作の毒が強すぎるからであろうか。
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久しぶりに諸星大二郎を読んだという気がした。
この人の持ち味である、現実と少し異相である世界を堪能した。
「壁男」は映画化されたそうだが、この世界をどう映像化したのだろう。安っぽいCGとぎこちない演技で台無しにされていたら嫌だ。
えてして邦画は、そういう無神経を平気で行う。一体どうすればそんな事が出来るのか、不思議である。どこかで儲けようとして、無理をしすぎてすべてが崩壊し、陳腐な残骸だけが残る。
その現象自体は、諸星大二郎の作品になりえるかもしれないが・・・・
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「ビッグコミックスピリッツ」連載の漫画から派生した本である。
「漫画しか読んだ事がないキミでも”イタリアン”を楽しめる」ガイドブックと言った所か。イタ飯が死語だろうが、どうでも良いが、初歩的な用語の説明や料理、酒の種類、簡単に出来るイタリア料理のレシピまでついている。
一読するには楽しい本である。
しかし、この漫画も「食べたい」と思える絵ではない。
ヤクザ物やヤンキー物には、似合いそうな絵柄ではあるが・・
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グリコの妹登場で「一升庵」の勢力図が微妙に変化する。
実家の旅館を継ぐはずだったグリコだが、妹も後継者に名乗りをあげる。女特有の甘い考えではあるが、強引さではグリコより妹のヨシ子が上である。
グリコに気のある真子は夷堂の跡取り娘。お見合いを親に勧められている。日吉組も後継者でゆれている。どこもかしこも、今回はその話題なのである。おせんさんまでも(笑)
あとはおせんさんの天然ファンタジー話など。
相変わらずのドタバタに、料理なのだが・・食べたいと思うネタがない。惰性で読んでいるが、辛い。かなり辛くなって来ている。
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キムチとワインの”マリーアジュ”を探す旅は続く。
思いがけずローランと協力して、宿敵・遠峰一青の為に、栓を脱かずにワインの銘柄を判定する事となった雫。苛酷な作業の末に、ローランは雫に何かを感じる。そして韓国でワイン事業部を立ち上げようとするミヒも、雫に好意を抱く。
スパークリングワインがキムチに合う。
解決の糸口は見付かった。
そして韓国料理に合う赤ワインを、イタリアで探しあて、帰国した妹の熱意に、兄のわだかまりはとけていく。ひとつの事件は解決した。
血の繋がった者はいつか和解出来る。
その言葉が心に引っかかる雫。すでに使徒争いの相手が実の兄弟であると、互いに感じている。遠峰は「自分こそが父の後継者にふさわしい」と自信ありげに言う。
「第四の使徒」の勝負が始まる。
父の願いは届かず、兄と弟は争い憎み合って終わるのか?
いつか、父の真の声に気が付く事が出来るのか?
ワインに関わる事件をはさみながら、使徒勝負は続いていく。そろそろ遠峰の反撃が始まり、連敗で打ちのめされた雫が、いかに這い上がっていくかというような展開が来る時期かもしれない。そこにローランが何らかの役割を担うのだろう。
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結局、ドルチェ大会はバンビの優勝で終わる。
「バッカレーナ」をイメージしたドルチェ、すべての仲間と店そのものが、バンビを後押しした如き奇跡の一皿で。織田はバンビの姿を見て、自分もヨーロッパで新たな可能性を見出そうと旅立つ決意をする。
バンビは調理場に戻されるが、身体が動かない。長らくフライパンを握っていなかったせいで、リズムが掴めないのだ。あせりを克服し、人妻との情事と失恋で、少し大人になったバンビ。
二号店の立ち上げの話が進行していく。
香取が大抜擢されるが、彼は親の借金で悩んでいた。
バンビの成長とそれを取り巻く事件が、メリハリがあって飽きさせない。話としては面白い。だが、残念な事に「これが食べたい」という気持ちが、この漫画からは沸いて来ない。美味しそうに見えない絵なのである。
最近、食べ物の漫画は幾つもあるが、「美味しそう」と思える絵に出会っていない。ウンチクだけを読まされても、感動出来ないと思ってしまう。
美味しい絵に出会いたい・・・・・
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英国で・・最も怖い映画に「エクソシスト」が選ばれたそうだ。
2位「シャイニング」、3位ジョン・カーペンターの「ハロウィン」、4位は「エルム街の悪夢」・・順当と言えば順当だ。そこには人の闇に潜むモノへの恐怖がある。
神が人の中にいる様に悪魔もまた人の中にいるのだ・・・
キリスト教的な精神風土を持たない日本では「エクソシスト」の内容はぴんと来ない人間も多いと思う。あのカラス神父の苦悩は、神と対峙した者の苦悩でもあるのだ。「イノセンス発動!」とお気楽に叫び「救済、救済」と青汁の宣伝の如く連呼しているエクソシストと称する輩とは根本的に違うのだ。
原作者のウイリアム・ピーター・ブラッディが脚本を担当し、ウィリアム・フリードキンが監督をした映画は、当時はショッキングな映像のみが取り沙汰され、そこに描かれていた真の恐怖と闇に、人々は気づく事はなかった。やがてセンセーショナルな偽りの輝きが衰えた時、ようやっと人々は見出したのだ・・・・それを。
それゆえに・・
この映画は”際物”ではなかったのである。
その事に人々が気が付くまでには、こんなにも長い時間が必要だった。それは常に歴史上の人物の功績が真に評価されるまでに、多くの時を必要とするのと同じ様に。
「なんじの名は何か」と問いたまえば、レギオンと答う・・・ Luke
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